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ようこそボーヤ・ファーム 「羊の牧場物語」へ

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◆ボーヤ・ファームの設立 1985年12月17日

北海道池田町に設立 昭和63年12月17日に有限会社 ボーヤ・ファームが設立。 横浜でBOYAブランドを主としたスキーウェアの縫製、製造業を営んでいた(株)山田ニットが昭和63年に企業誘致で北海道中川郡池田町に工場を移転。 (株)ボーヤ・ノースランドを設立し、その付属農場としてボーヤ・ファームは誕生しました。 敷地は、山林も含め100万坪。バブル期はゴルフ場誘致も…しかし羊の牧場一筋に頑張って来ました。

◆ウール生産が目的で設立された羊の牧場

当初はウールの生産目的 当時、ボーヤ・ノースランドの山田 隆社長の生産から販売まで一環としたボーヤブランドを作るというコンセプトにより、ウールである羊の生産牧場を立ち上げました。 2000頭規模まで拡大を目標として動き始めました。

◆順調に羊が増頭

平成元年、7月ニュージーランドからウール生産を目的としたコリデール種50頭、ペレンデール種10頭を妊娠した状態で導入。 8、9月には100頭近くの子羊が生まれ、翌年の9月にはコリデールよりも少し細い繊維を持つクロスブレッドと呼ばれる中のボンド種の雌にウールの王様と呼ばれるメリノ種の雄を交配してもらい妊娠した状態で55頭導入されました。 11月には出産が始まり設立して2年足らずで240頭近くまで増えました。

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◆羊肉生産へ転換

その後、繊維業の衰退によりボーヤ・ノースランドは廃業。 ここで、ウール生産から、羊肉生産へ目標転換しました。 羊肉用に増頭を続け最大700頭になりましたが、人員、技術が伴わず、生産状態も悪化。 改めて、質ある生産牧場を目標とし一時減頭し再スタート。 多くの協力のおかげで徐々に体制を整え試行錯誤の結果、現在の安定した味、質に落ち着きました。 平成18年から増頭を始め、日本最大規模の牧場を目標とし若い繁殖羊生産に力を入れました。 この労力はかなり厳しいものでしてその分、肉としての出荷が制限され売り上げに関してもかなりの厳しい現実を突きつけられました。 しかしながらたくさんの方々のご協力によりなんとか乗り越えられつつあり、現在では繁殖羊が若い世代で450頭そろいました。 しかもいい状態であり個体個体が非常によくなってきました。 牧場スタッフは自分を入れて現在2人ですが実習生も今後入れて行く予定です。

◆設立25周年を記念してボーヤ・マートからお届け

羊肉は全国のレストラン他、地元の飲食店が中心でしたが、設立25周年を記念して、ボーヤ・マートより皆様にお届けいたします。

◆牧草地を開拓

現在の羊の頭数は1200頭。日本一の頭数を誇る牧場です。 現在、広大な土地を、つぎつぎに牧草地に開拓。 木を切り倒し、フェンスを張り、大きなユンボーで道を作ったりと大変な作業を進めています。 余談ですが、タラの芽の群生する街道や、行者にんにくの群生地も発見!。
いずれ皆さんを是非お招き出来ればと考えています。

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◆自然に近い環境で羊たちを育てる

羊を林間放牧することで、自然に近い環境ですくすくと、健康に、元気に、強く育てることができます。 まさに、北海道で生まれ、育って、子供を産んで増えていくのです。

◆最高の肉質を目指して

林間放牧で健康に育った羊たち、これだけで素晴らしいのですが、 肉の臭みをどうするのか? 安西代表取締役場長は、餌管理で絶妙な調整を行っていて、かなり素晴らしいレベルで出荷されているのです。 この辺の事情はまだ研究中(まだ公開できない…)とのことでした。 楽しみですね!(継続して場長にインタビュー中です)

◆羊尾の種類は、「ボーヤ・ファーム産」

羊の種類についてネット等で調べていただくと、北海道産のサフォーク種はとても高額で販売されています。 サフォーク種がブランド化されているのですが、実はサフォーク種は成長が速いので量が確保できるというメリットがあるのです。 ボーヤ・ファームでは、サフォーク種にこだわっていません。 なぜなら、羊の美味しさは、種類よりも育てる環境にあると信じているからです。 林間放牧で元気に育つ。餌管理を徹底して臭いを最小にする。これで問題ありません。 高級レストラン等でご使用いただいているのですが、ボーヤ・ファーム産の生ラム肉として受け入れていただいているのです。 私たちは、「北海道産サフォーク種」ではなく、「北海道ボーヤ・ファーム産」というブランドを育てていきます。

◆ボーヤブランドの生ラム肉

ボーヤブランドの生ラム肉 ボーヤブランドの生ラム肉は、一切冷凍いたしません。生肉のまま出荷いたしますので、最高の美味しさを味わっていただけます。ぜひお試しください。

スーパー羊飼いとシープドッグたち

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◆羊飼いの話

スーパー羊飼がいた。羊を林間放牧するといっても、何百頭もの羊をどうやって移動させるのでしょうか? そうなんです、シープドッグを使いこなして、羊たちを誘導するのです。そんなスーパー羊飼いが、場長の安西さん。
牧羊犬たち なんといっても、中心になって働いているのは、ボーダーコリー。 そして、吠える牧羊犬のニュージランドハンタウエイも活躍。 彼らを自由に扱い、羊を思うが。まま移動させているのです

◆シープドッグショー

シープドッグショー 2013年は、年間で8500人の方々がご来場いただきました。 凄い人気のショーなんです。 牧羊犬(ボーダーコリー5匹):アンディ、ベル、ユナ、ボルグ、リラ (ニュージランドハンタウエイ1匹) ジャスパー。 5匹のボーダーコリーへの指示の方法は、声と、ホイッスル。 安西さんは指示4通りを5匹別々に伝えるので、20通りの指示を巧みに使い分けます(凄い)。 実演では羊たちを自在に動かしたり、ゲートくぐり、そして追込み牧柵の中へ誘導するなど見事なものでした。

◆池田町の子供たちを体験を

ボーヤ・ファームの社会貢献 シープドッグショーを始めて8年目、ボーヤ・ファーム設立25年という節目もあって、地元に少しでも貢献できたらと、池田町の子供たちを招待しています。 日本一の頭数を誇る牧場が池田町にあることを、牧場の営み、シープドッグ達が活躍していることを、子供たちに知って欲しいですね。(安西場長)

 

北海道の広大な牧場 ボーヤ・ファーム

ボーヤ・クラブ ◆牧草地を開拓

広大な敷地の大半は山林。一部の区画では炭を作る為、伐採が行われ、その跡地を整備して新たな放牧地が開拓されています。単に木を切っただけでなく、羊たちが移動できるよう道も必要ですし、逃げ出さないよう柵を設置しなければなりません。その為に、大型のユンボーを駆使し、ボーヤロードが作られています。

◆そこはタラの芽街道だった!

広大な敷地に切り開かれたボーヤロード。そのちょっとしたダート路を進んでいくと…
そこはタラの芽だらけ…
そこらじゅうタラの芽でいっぱいなんです。これなら「タラの芽ツアー」ができそう。 長いロードをトレッキングしてたら、タラの芽に遭遇!なんで、楽しいですね。 ルート開拓も面白そうです。
そうそう、行者にんにくを見つけるのも楽しい。

◆雑草との戦い

アメリカオニアザミ.。 日本にはない品種で、牧草に混じって持ち込まれ、 北海道に多い。ボーヤ・クラブ
刺もあるし、羊も当然食べないので、ボーヤ会長が長年駆除を担当。
その成果もあって、かなり目立たなくなったようですが、いまでも、見つけると即刻駆除しています。

開拓中の牧草地になんとトリカブトが群生…
この時期は、葉に毒があるとのことで、羊も基本的には食べないそうなのですが、時折食べてしまう羊がいるそうです。親が「食べると子羊も食べてしまうとのことで、かわいそう。
安西さんは、根から駆除が必要と言っていますが、ボーヤ会長は、なにしろ葉だけでもいいから駆除しようと、ボーヤ・ファームに出張に行った私たちも借り出されました。葉茎を切れば、当然力が弱くなるから効果はあるはずだと。オニアザミも駆除できたじゃないかと、即実行タイプ。 ほんの小さな小川が流れるところには、水芭蕉が咲いていました。

天然の山菜が豊富

◆山菜の宝庫

「タラの芽街道」の発見以降、「行者にんにくの森」や「わらびの草原」など貴重な山菜が群生していることがわかりました。完全な天然物ですから、安心安全です。この素晴らしい山菜を皆様にお届けすることにいたしました。まだ、始めたばかりでトライアル販売となりますが、どうぞ生ラムと一緒にご利用いただければと思います。

ファームのBBQを体験

◆いつもこんなワイルドな感じで

2年ぶりのファームへの出張でした。
夕刻、ファームに到着すると、ちょうど実習生の送別BBQに一緒させてもうことになりました。ボーヤ・クラブ
ラッキー!

冷えたビールに盛りだくさんの食材!
おいしかったです。
残念なことは、ファームの臭みのないおいしい羊肉を食べれなかったことです。
本場まで来て「うそ~」という感じですが…

え? 羊1200頭もいる牧場で肉がないの?
との疑問に、会長から食用に出荷しすぎてしまうと、羊の出産がおいつかなくなって頭数が減ってしまう。
これだと何時になっても運営が厳しい。
羊の出産は1匹~2匹。
多産ではないので増やしていくためには出荷を制限せざるを得ないとのことでした。

正直、ボーヤ・マートで販売しているラム肉も現在取り扱い中止ですが、先を見てじっくり羊を増やしていく時期なんだと納得した次第です。

出張でトレッキングロード(整備中)をトレースしてみました

◆写真で表現してみました(上の写真を参照)

100万坪もあるボーヤ・ファーム。
その広大な敷地にトレッキングロードを作ろうという壮大な計画があります。
スケールの大きさもあって、一から文章で説明してももどかしいばかりですね。

ということで、ボーヤ・ファームの山林(これも一部です)を写真で撮って、トレッキングロードのイメージを作ってみました。あくまでもイメージではありますが、こんな感じです。
とりあえず、春~夏のバージョン。
目玉はファームの山林で採れる豊富な山菜でしょうか。
時期によって採れるものも量も違いますが、トレッキングロードの道々に群生していますので安全に山菜刈りを楽しむことができます。ボーヤ・クラブ
「タラの芽」「行者ニンニク」「わらび」は北海道の天然ものとしてネット販売もしているほどです。
さらに、「ふき」「よもぎ」など他にもたくさんあるかもしれません。
いろいろと見つけてみる楽しみを体験していただければと思います。

◆ロードは放牧地の開発に沿って進んできた

広大な山林の一部では木材の切り出し~チップ化の作業が行われていました。こちらは専任の業者さんがファームの木材を切り出しているのですが、ところどこと木を残してくれています。
作業が終わった後にこのスペースが放牧地となるのです。
安西場長は、大型ユンボーで道を作り柵をつなげていきます。

◆ファームを出発 すぐに「わらび」に遭遇

ファームから町道を上がっていくと池田町の展望公園があります。
会長はどうもそこを出発地点に考えているようです。
私の感想は、ファーム内の羊の放牧地を抜けてペットのお墓である「白樺の丘」経由で展望公園にでたほうが、羊の放牧の様子を観察しながら、羊が食べない、しぶとい雑草たちの群れも見てもらってと、面白いのではないかと思います。
まぁ、アスファルトの町道、しかも狭いので車が来ると危険を感じる…なども要検討ですね。

途中の牧草地ではわらびの群生に出くわすことができます。ボーヤ・クラブ
なぜなら、羊はわらびを食べないのでそのまま残っているのです。
成長してしまったわらびは刈り取るべき雑草扱いとなってしまうのです。

不思議なことに、羊も食べないわらびを日本人が食べると聞いて海外の牧童たちも驚くそうです。
逆に日本人のすごい知恵?
先人に感謝したいと思います。

私は知識不足もあって、わらのの成長後はシダだったということを知らなかったので、驚きもひとしおでした。(汗)
なんだ、シダの芽を食べてるのか…

◆山菜は続々見つかる 「ふき」「よもぎ」

その先は、放牧地の柵に沿って安西さんが開拓した安西ロードで山林の中に入っていきます。
入ったとたんフキの群生がありました。ちゃんと茎が白い(白緑)ものですから美味しいフキです。
紫色の茎をしたフキもそこかしこに群生していますが、こちらは調理に工夫が必要とか。

となりにはヨモギも見つかりました。

◆木漏れ日ロードは素敵! 行者ニンニクも発見ボーヤ・クラブ

しばらく進むと道を両側から木々が覆いかぶさっている「木漏れ日ロード」に入りました。
あぁ気持ちがいい。
デッキチェアーがあったらここで休憩したいなぁ…
と心から思わせるいい感じなゾーン。

ちょっと目を林の中に向けたら、ありました「行者ニンニク」が。
ジンギスカンでいろいろな野菜と一緒に食べましたがこれが美味しい!

しかし、空を見上げれば折り重なる葉が透けて見え、木漏れ日が射してきます。
おだやか。

余談ですが、トイレの整備については、会長はどこかで囲いを作って自然の中でやってもらおうと話していました。
ええ…と思ったのですが、衛生に触れない範囲で自然との交わりも大切かなぁと思った次第です。
(これは検討中の課題です)

◆栗の木発見

木漏れ日ロードが切れると、急に視界が広がり隣の牧場で放牧されている牛がかなたに見え、その先には池田町が一望できるなんてスポットが各所にありますので、このロード飽きることがありません。

そうそう、このロードの途中に栗の木がありました。ボーヤ・クラブ
会長が発見して切り倒さないようにと残してあります。
栗の木の北限は道南であるという話もありましたが、十勝は道東なので珍しいのかもしれません。
残念ながら、イガイガはできるそうですが身をつけるには至らないそうで…
種を蒔けないなら、どうやってここで成長しているのか疑問ですね。

◆展望予定地 そこはタラの芽街道だった

展望台予定地に到着。
360度見渡すことができる見通しの良い絶景スポットでした。

でも、景色だけではありません。
近くにはタラの芽の木が群生していたのです。
そう、ここがタラの芽街道です。

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